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ゲーム系ニ次創作です
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呂布出しに梃子摺って…今BASARA中です。
チカたんかっこいい……。
そしてやっぱり大会に篭りきり……外伝が進みません。


↓チカダテです。
 政宗←家康風味。
 …政宗のせりふを書いているとル/ー/語を思い出します…orz

 二人顔を見合わせたら、可笑しくなった。
 いつか…、ここから天下を目指した事を思い出す日を思って……。元親が差し出した拳に、家康も拳を合わせた。
「んじゃな。俺ぁ、ちょっくら艦を取りに行くぜ」
 家康に背を向けた元親だったが、何か思いついたように振り返った。
「なぁ…おめぇも行くか?ちぃっと息抜きによ」




 ……まさか、奥州……。
 元親について来てしまった事を後悔するも、それはもう陸奥に入っての事だった。
「なんで艦を取りに行くのが奥州なんだ?」
「まぁ…その、なんだ……訳有りって奴よ」
 奥州筆頭伊達政宗、その居城は戦を見越した山城だ。そこに案内されて、家康は愕然とした。
「…まさかとは思うが…まさかワシをはめたのではないだろうなっ」
 政宗を待つ間、客間に通されてヤンキー武将の歓待を受けている元親に、今にも忠勝を呼びそうな勢いで家康が尋ねた。
「やだねぇ、人質暮らしが長いと疑い深くなって、俺ぁ…あんたにもちぃっとばかし目の保養をさせてやろうと思っただけだってのによ」
「Ah?どんなshowの予定も無いぜ」
 元親の頭に足を乗せ、独眼竜は家康の前に現れた。
 ……これが伊達政宗…?……
 政宗の顔を見上げ、家康がぽかんと口を開けてしまった。
 話に聞く独眼竜はまるで狂犬、当るは棒でも薙倒す六爪の悪魔。親類縁者にさえ容赦はない。舎利頭を踏み砕いての覇王の道を歩む者……、だが、目の前にいる政宗はそんな気配を微塵も纏っていなかった。
「あんたの足なら踏まれても構わねーけどよ…」
 頭を踏みつけにされて、元親は怒り出すだろうと思っていたが……、頭の上にある政宗の足首を掴むと、得意の得物を振り回すような勢いで引き寄せた。
「おわっ!Bull sit!!」
 体勢を崩して悪態をつく政宗を、元親の腕が軽々と抱き上げ、自分の膝に乗せてしまった。
「俺ぁ、抱っこの方が嬉しいな」
「誰がてめぇを喜ばせるかよ。innocent guyが」
 口は相変わらずだが、政宗の腕が元親の首に回されている。
「…ん?…誰だ?そっちのちびは」
「ちっ!ちびじゃねーぞ!ワシは三河の」
「家康だろ?本多忠勝は一緒じゃねーのか?」
 ぐいと顔を寄せて来た政宗に、思わず家康が後退った。
「た…忠勝はワシが呼べば直ぐに来るっ」
 間近に見た政宗の隻眼は驚くほどに澄んで美しかった。きつい眼差しはどこか艶を含み、笑った口許に覗く赤い舌が扇情的ですらある。
 ……これが武将か……。
「へ~…本多忠勝には会ってみたいと思ってたんだが……。まぁ、それはsometaime……」
 舌なめずりをするように笑った顔は妖艶だった。
「元親はどうするんだ?ゆっくり出来んのか?」
「甲斐の虎をたいらげて来たからなぁ…ちぃっとばかし骨休めよ」
 骨休めに竜の棲家を選ぶ馬鹿はお前ぐらいだと、笑った政宗が元親の首に顔を埋めた。言葉では先ほどから散々なのだが、…政宗が元親の来訪を歓迎している事は分かる。家臣たちの様子を見ても、元親がここでは馴染みらしい事も分かっていたが……、竜がこれほどに美しいとは家康思っても見なかった。
「でも…真田幸村は俺の獲物だったはずだぜ」
 政宗が元親の鼻を抓んで引き上げた。
「あんたが幸村幸村言いやがるから…それで甲斐攻めだったんだぜ」
「jealousyか?…so,cute…」
 元親の頬を撫でた政宗の指先の細さ。家康はそれから目が離せなくなった。
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